第27回全国都市緑化ならフェア2010 コンクール出展作品 スライドショー
ならフェアの県のコンクールの賞として銀賞をいただきました。11月14日まで一般公開をしておりますので、ぜひお越しください。
モダン枯山水庭園のご案内及び説明
この庭園は4m×4mという狭いスペースを様々な制限をクリアしながら創り上げました。
まず緑化フェアの本質を考えました。地球の温暖化問題、砂漠化の問題、CO2の排出量の問題など、これらの沢山の問題と向き合う意識を持ち、本当の緑化を知ってもらう取り組みだと考えました。
私の作品は枯山水という日本に古来からある庭園技法を取り入れています。一見、緑の少ない簡素な空間に見えますが、面白い仕掛けが色々とあります。
緑化というのは小さな草花を沢山植え込んでもCO2削減にはあまり働きがありません。植物はその体積に比例してCO2を吸収するので一本だけでも大きめの常緑の樹木を育てることが重要です。
また、製作期間三日という短期間で製作したことで交通輸送エネルギーを抑えることができました。
庭園資材は全て廃棄処分の運命だった物達を集めて再利用しています。緑化フェア終了後は、私の自宅でこれらの資材を再利用する予定です。目に見えないことでのCO2の削減です。
またこの庭園には枯山水の技法に加えて、狭い空間を広く見せる仕掛けがあります。
まずは、一点透視図法といって、庭園の奥に視線を集めるために奥を狭くしています。狭い空間を更に狭くする事で奥行きが長く深く見えるのです。左右の壁の白い四角の市松文様は奥に向かって少し台形になっています。苔を植えている四角い市松文様の箱の大きさも奥にゆくほど小さくなり、一つ一つは奥に向かって台形に作っています。それぞれの高低差によっても更に奥行きを感じます。中央の石垣は同じ一点透視図法で奥に向かって細くなり、少し高くなっています。
何度も言いますが、このスペースは4m×4mの空き地でした。正面の壁にある二つの穴からは背景の山の緑を取り込んでいます。左右の壁の裏側には古い鬼瓦をリサイクルしてオブジェの庭園を作っています。これらの隠しアイテム的な庭園と中央の主庭とは線や円の文様で繋がっています。
この枯山水庭園には日本文様として着物などに好んで使われていた市松文様やつぼつぼなどの文様を取り入れています。
日本の古い文化や柄などは使い方・使う人によって斬新なデザインになります。私達の祖父や祖母の育ったこの国は「もったいない」という教えや、使えないものは違う形で利用して使うなどの知恵と精神を持っていました。
そんな日本人の良い所を思い出して、受け継いでゆけるなら、CO2の削減に大いに役立つのではないでしょうか。
御拝観していただき、真にありがとうございました。
神山 聡 著
第27回全国都市緑化ならフェア2010
場所 |
馬見丘陵公園(奈良県北葛城郡広陵町大野93-3) 会場へのアクセス
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期間 |
2010年9月18日(土)~11月14日(日) 9:30~16:30 (11/1~11/14の間は16:00まで)
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会場へのアクセス
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