MU邸 スライドショー
MU邸(大阪府)について
今回の大阪府のMU邸の工事は、今井建設工業株式会社様からのご紹介によるご依頼でした。建物の設計の段階から外構・庭園・エクステリアのご相談もできたので、お客様のご要望を取り入れて、建物と調和の取れた外構・庭園設計ができました。
玄関の前はご来客さまに季節を感じていただけるようにと赤色(ショウジョウモミジ)と青色(イロハモミジ)のモミジ、常緑樹にはヒメナンテン・バランを植栽してハイゴケと庭石を据え、あっさりとした苔庭としています。
よく見ていただくと、庭石の一つはインターホンの踏み石にもなり、苔の流れとアプーチの流れが交差していますが、左右の庭園が途切れないような地形を作っています。また、雨水の排水に瓦を再利用して雨水枡を作り、水の流れは砂利で表現しています。
階段アプローチは希少価値の高い丹波鉄平石を使用して、段差を最小限にするために階段は一つ一つ大きくして勾配で段差を解消する設計にしています。扉を開けて、内玄関も段差の少ない階段で丹波鉄平石を使用しています。
内玄関には腰掛待合いを設置して、ご近所さんと庭園を眺めながら談笑のできるようなスペースを造りました。
庭園は四国の銘石である孔雀石で石庭を作り、白い竹で竹林を表現しています。また、以前の庭に使用されていた水鉢を再利用して灯篭と古い臼を合わせたつくばいを組んでいます。壁はスリットを入れて塀の内側が暗くならないように灯りを取り込んでいます。
中庭は古い沓脱石を枯山水の橋として再利用、大きなシマトネリコをシンボルツリーにした枯山水庭園です。背景の格子は扉として全開口できるような作りになっています。
また、お風呂から見える1.5m角の小さなスペースには背景に石垣を積みシンボルツリーにヤマボウシを植栽しています。ライトアップした庭に浮き上がるのは古い壷をくり貫いてナンテンを活けているように植栽したオブジェです。
建物の設計の段階からご要望を取り入れることで、眺めるための空間構成がしっかりと考えられた作品に仕上がりました。
〔 設計・施工 デザイナー 神山 聡 〕














四季の仕事










